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【新機能】販売のアクセスを管理しエンゲージメント向上&顧客基盤拡大

green envelopes

ファンクラブ会員やプレミアム会員など、特定の顧客を対象とした優待サービスを強化する企業が増えています。今回は、販売へのアクセスを管理することでエンゲージメントの向上と顧客基盤の拡大を促進できる「招待制待合室」をご紹介します。

招待制待合室の活用場面

アイドルグループのファンクラブ限定のチケット先行販売や、年間プラン会員対象の限定商品販売など、特定の顧客を対象とした優待サービスを強化する企業が増えています。

こうした優待サービスは、既存のロイヤルカスタマーの満足度を維持するという意味でも、ロイヤル層の基盤を拡大するという意味でも効果的な施策と言えます。

このような施策を成功させるためには、セグメンテーションや過去の購入履歴に基づいて、どの顧客にアクセス権限を与えるかを厳重に管理する必要があります。つまり、ボットや非会員の顧客、転売目的のユーザーのアクセスを防ぎ、特定の顧客のみが購入できる環境を整えるということです。

Queue-itでは、限定販売へのアクセスを管理できる「招待制待合室」機能を提供しています。この機能を使えば、ボットや不正行為を防ぎつつ、顧客のエンゲージメートを促進することができます。

招待制待合室の仕組みとメリット

招待制待合室は、開始時間の決まったイベントに利用される「スケジュール型」 (Scheduled waiting room)と突発的に起こる大量のトラフィックに備えて24時間ウェブサイト守る「ビジターピーク保護型」 (24/7 visitor peak protected waiting room)に続く、3つ目の待合室の種類です。

アクセスできるビジターを指定するには、ユニークビジターID (メールアドレス、または自動生成されたランダムな識別子) を用います。 ビジターは、キュートークン内で暗号化・サインされたユニークIDを含んだリンクから待合室に入ります。このリンクは、メールで配信したり、マイページ上に表示したりするなどして各ビジターにそれぞれのユニークリンクを共有してください。

招待制待合室には次のようなメリットがあります。

1. アクセス管理で限定販売のプロセスを強化

  • ロイヤルティステータスや購入履歴などに基づいて、どの顧客にアクセス権限を与えるかを選ぶことができます。
  • ボットや不正行為をたくらむユーザー、非会員などが販売ページにアクセスするのを阻止し、対象の顧客にのみ商品を届けます。

2. エンゲージメント向上&顧客基盤拡大

  • 限定販売や先行販売への特別なアクセス権を与えることで、優待サービス対象となる顧客との関係を強化することができます。
  • 優待サービスへのアクセスをインセンティブに、メール登録を促すことができます。

3. 販売実績&顧客行動の分析

  • ボットなどのノイズのない、正確なデータに基づいて販売実績を図り、次の施策につなげることができます。
  • 招待リスト中の顧客が販売へ参加したかなどのデータを基に、顧客行動を分析しましょう。

招待制待合室の特徴についてさらに詳しく知りたい方は、以下のウェビナーをご覧ください。   

招待制待合室の機能紹介動画
招待制待合室の機能紹介動画

招待制待合室の設定方法

招待制待合室の設定は、Queue-it 管理画面、GOプラットフォーム上で簡単に行うことができます。設定に際しての開発は必要ないため、誰でも作成が可能です。

GOプラットフォームで新しい待合室を選択し、待合室の種類を選びます。この時、「招待制待合室」と 「Server-side / CDN Workers Connectors」 がサブスクリプションプランに含まれていれば、「Invite only waiting room (招待制待合室)」を選択することができます。

Creating an invite-only waiting room

開始日時を指定し、「Assign List」で設定方法を2種類(ビジターリストのアップロードもしくはビジターIDの生成)から選択します。

Two options to create invite-only waiting room

方法①ビジターリストのアップロード

共通のリンクを、アクセスを希望するビジター全員に配布し、メールアドレス認証でアクセス許可があるかどうかを確認する方法です。これを選択した場合、招待制待合室にアクセスを許可するビジターのメールアドレスリストを画面上にアップロードしてください。ビジターが待合室に入る際にQueue-it側でメールアドレスの認証を行い、権限があるかを確かめます。

リストのアップロードとダウンロード、ビジターの追加は「Visitor Access」タブから行います。

Upload visitor list for invite-only waiting room

アップロードされたメールアドレスはこの認証にのみ利用され、イベント開始日から90日後に管理画面及びサーバーから削除されます。

 

【ビジター認証について】

ビジターが招待リンクをクリックすると、メールアドレスの入力を求めるページが表示されます。入力したメールアドレスに届いた認証コードを画面中央部に位置する空欄に入力すると、ビジターは招待制待合室へアクセスすることができます。以下で招待制待合室へ入るまでにユーザーが体験する一連の流れを紹介します。

1) メールアドレスの入力 

Submit email to enter invite-only waiting room

2) 認証コードの受信

Verify code to enter invite-only waiting room

3) 認証コードの入力

Verify email to enter invite-only waiting room

4) 招待制待合室へ入室

Enter the early access invite-only waiting room

方法②ビジターIDの生成

ユニークのアクセスリンクを生成し、各ビジターに配布する方法です。この方法を選択した場合、生成したいIDの数を管理画面上で設定します。

Generate visitor identifiers to create invite-only waiting room

「Visitor Access」タブ内、画面下段にある「Generate Links」ボタンを押して、アクセスリンクのリストを生成します。ビジターがアクセスする際に使うドメイン名を選択後、数秒するとリンクが生成され、ダウンロード可能なExcelファイルが用意されるので、画面に従ってダウンロードを選択します。

作成したユニークリンクを、メールやマイページ等から対象ビジターに配布します。イベント時間になり、そのリンクをクリックしたビジターは、直接待合室に案内されます。

Select domain name to generate links for invite-only waiting room
顧客行動の分析

個々のリクエストデータはGoプラットフォーム上、Statistics | Export waiting room data | Download CSVからダウンロードできます。これには以下のものが含まれています。

  • キューID
  • キュー番号
  • ビジターが待合室に入った時刻
  • ビジターが待合室から出た時刻
  • 待合室へ入る際使われたメール
  • リダイレクト数
  • エンキュートークンID

また、別途Queue-itサポートチームへ連絡いただけると、以下に示すような詳細なデータも入手することが可能です。

  • 個別のリクエストに関するデータ:アクセス時間、メールアドレス、顧客ID、ビジターが入室しようとした待合室、ビジターが属するメールリスト、メールが使われた頻度
  • 全リクエストに関するデータ:成功したメール認証のリスト、認証を複数回にわたって試みたビジター、招待リストにないメールアドレスで認証を試みたビジター、不当または期限切れのコードで認証を試みたビジターなど

まとめ

このように、招待制待合室で販売をしっかりとコントロールすることは、顧客にとっても企業にとっても有益であると言えます。仮想待合室で保護された、認証済みの顧客のみがアクセスできる販売イベントを行うことで、アクセス集中やボットによる障害のない、ロイヤル顧客のための施策をスムーズに行うことができます。また、こうした優待サービスへの参加をインセンティブにメール登録を促せば、顧客基盤の拡大へつなげることもできます。イベント終了後は、ノイズのないデータから販売成果を測定し、今後の販売計画につなげましょう。

招待制待合室について、さらに詳しく知りたい方は、お気軽にQueue-it担当者までご連絡ください。

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