遠出を控える人が増えたコロナ禍で、レジャーのあり方も劇的に変化しました。
そんな中、日本で人気が急上昇したのがキャンプです。特に夏休みやゴールデンウィーク期間などの休暇には、安らぎとリラクゼーションを求めて、多くの人がアウトドアを楽しむようになりました。
「他のソリューションは、既存のシステムに手を入れなければいけないものが多く、1ヵ月以内というタイムリミットの中で導入するにはそれがデメリットでした。短期間での導入という要件を満たすのが仮想待合室でした。」
なっぷ システム開発部 エンジニア
次回の予約開始まで僅か1ヵ月しか残されておらず、素早く導入できる解決策が必要でした。そんな中、担当者たちは、トラフィックを簡単に管理でき、よりスムーズな顧客体験を提供できるツールとして、仮想待合室が最適だと判断しました。
Queue-itのソリューションは、中でも群を抜いていました。導入には、既存のシステムに変更を加える必要がなく、短いタイムリミットの中でも迅速に導入することができました。また、画面のカスタマイズが可能であること、サイト上の必要な部分にのみ待機室を導入できることなど、機能性も重要なポイントの一つでした。そして何よりキューイットがあることで、「なっぷ」のインフラへの負担を軽減しつつ、滞りなくユーザーがキャンプ場予約を行えるという点が魅力でした。
初期の段階では、設定を理解するのに時間がかかったり、予期していなかった技術的な課題もありました。しかし、3回に渡るテクニカルコールと、Queue-itチームからの手厚い日本語での支援を経て、「なっぷ」は無事に、トラフィック対策万全の状態で7月の予約日に臨むことができました。
「他にも仮想待合室を提供している会社はある中で、Queue-itを最終的に選んだ理由は、サポートがしっかりしていたからです。日本語でサポートしていただけるところはほとんどなかったので、とても助かりました。」
「なっぷ」は、Queue-itチームの支援を受けて、仮想待合室を7月1日までの期限内に、キャンプ場予約サイトに導入することができました。Queue-itの待合室は、複雑かつ高額であるサーバー増強に代わって、費用効率が良いソリューションとして効果を発揮しました。まだ日本では、仮想待合室の認知度が高くはありませんが、待合室導入後の新たな予約体験は、全体的に好評でした。
また、今後のQueue-itと「なっぷ」のコラボレーションにも期待が高まります。今回の最優先課題はサイトを保護することでしたが、待合室をさらに効果的に活用する方法を模索していきたいと、担当者は考えています。
「一回に入ってくる人数を絞ることで、インフラストラクチャへの負荷がすごく低くなりました。長い目でみると、コストメリットも生まれるのではないかと考えています。今までは力いっぱいサーバーの台数を増やしていましたが、ある程度キューイットで絞れるので、計画的に、無駄なくサーバーの増強ができるようになると思います。」